DICTIONARY 〜マルチ辞典〜

[シン](1/1)

シンとは、マルチスタイル大倉(以下、マルチ)が2015年に実施した、第四回新曲暴投祭ツアーのサブタイトルになった言葉であり、2017年にリリースした3rd ミニアルバムのタイトルになった言葉でもある。

※当記事は3rd ミニアルバムとしてのシンを主体としています。


【概要】
ツアー、アルバム共に、2015年に実施された、第二回製作活動優先期間〜光と影〜プロジェクトの中で製作された。光と影の影サイドのプロジェクトである。

テーマは影マルチである。これはLINK MY SOULの製作活動の終盤で、オリジナル曲の大半が明るい曲である事に気づき、マルチスタイル=オールジャンルとしてはこのままではよくないという危機感が芽生えた事がきっかけで立ち上がったテーマである。

シンという名前の由来は、マルチ自身が影マルチという目標を言い方を変えて表現しようとした際に、“深みや心の奥底を表現する” といった言葉で表現した。その言葉の中にある2つの漢字、 深 と 心 が シン とも読める事が共通点であると気づいた時、アルバムやツアーのタイトルに合うと判断した事にある。このような経緯でタイトルが決まった為、タイトルに込めらた意味について本人は『個人的な感覚では造語なんです。』と語っている。

【3rd ミニアルバムとしてのシン】
今までのアルバムやツアーでは、タイトルと同じ楽曲が製作される事が多かったが今作ではシンという楽曲は収録されていない。

その理由について、実は企画勃発の当初にはシンという楽曲のデモがあった。ジャンルはグランジであった。しかし気づいた時には未収録という末路となっていた。つまり偶然という事である。


他にも和テイストの強い暗い楽曲のデモもあったが、頭の中でしつこく流れていたメロディー(後に愚者に手をという楽曲となり、今作に収録される)が持つパワーに圧倒される形で未収録となった。


〜収録曲〜
1FUCK DOWN
歌詞はメッセージ性のある反戦歌である。ジャンルはオリジナルジャンル ギャングスタ ラウド ミクスチャーで、ギャングスタラップについて教わった時の経験を活かしながら作詞、作曲、アレンジに取り組んだ。

2013年にサビのメロディーと歌詞のアイデアが閃き、その際にLINK MY SOULツアーファイナル主催のオープニングでサプライズ披露するに相応しいと感じた為、当時はその時にサプライズ披露する為だけに製作されたが、後に、偶然にも今作のコンセプトにしっかりマッチしていると判断され、収録となった。

尚、アルバムとしてのシンを意識していない中で、しかも時期的にはLINK MY SOULのレコーディング中にメロディーとアイデアが製作された為、アレンジに関してはLINK MY SOULに通ずる部分も持ち合わせた楽曲になっている。歌詞はLINK MY SOULツアー中に宿泊したホテルで書かれており、その後、東京でアレンジとデモ製作、トラックレコーディングが行われた。

2015年明けには再び、アレンジが行われた為、LINK MY SOUL ツアーファイナルで披露されたバージョンはアルバムに収録されているバージョンとは少々異なったアレンジとなっている。


2哀しみの雨
平和祈願の想いを歌ったバラードナンバーでYouTubeでもライブ動画が配信されている。歌詞はテロのニュースや戦争ドラマを見て悲しくなった時の事や、LINK MY SOULツアーの広島公演の際に平和資料館を見学した時の経験を活かしながら書かれた。


3愚者に手を
2014年〜2015年頃、マルチの私生活の中で、人間性が悪い方向に変わってしまった友人の姿を近くで見てしまい、それでも何とかしようと頑張ったモノの、結局は力になれず、悔しい想いをしたという出来事があった。同時期、マルチの脳内では離したくても離れない位に流れ続けていたメロディーがあった。それがこの楽曲のメロディーであり、本人曰く『サビでファルセットが入る部分のインパクトが余りにも強かった影響だと思います。』との事である。

同時に『何度も脳内を流れ続ける中で、そのメロディーにその時の経験を活かした歌詞を入れる事で、いい曲になるだけでなく、想いもしっかり伝えれる曲になると思いました。だからこそ、この曲を作りました。』と、語っている。

歌詞に関しては“怖いかも知れないけど、ほんの少しでもいい、悪い方向に変わってしまった人がいた時に、力になって欲しい”と、いった想いを歌っている。

音楽面に関してはジャンルはR&Bであり
、このメッセージは特に若い世代の人達に伝えたいという想いが強かった事が影響して、普通にバラードにすると若い世代にメッセージが伝わりにくいだろう、状況次第では歌詞が説教臭いオッサンのバラードみたいと解釈されてしまうだろうと、本格的に作詞に取り掛かる前のマルチによって判断された。

このような想いから、歌詞に関しては説教臭くならないような優しい雰囲気を、リズムに関してはノリのあるモノを、サウンドに関してはクラブに合う雰囲気を、それぞれ意識して、若い子が躍り、楽しみながらメッセージが受け止めれるよう工夫がなされた。


その為、製作当時のマルチにとってはバラードのつもりは無かったが、いざライブで披露するようになるとバラードと認識されてしまい、静かに聴く人しか居なかった。

現在はバラードソングの中ではHOME〜戻れる居場所〜と同様、一番の代表曲となり、ライブでもバラードソングの中ではHOME〜戻れる居場所〜以上に定番となる等、大きな影響を与えた楽曲となり、最終的には本人もバラードとして認識するようになった。


この楽曲に対するアイデアや想いが芽生えた2015年2月頃、歌詞に関する想いやメロディーのインパクトが余りにも強かった為、当初レコーディング予定だった和テイストの暗い楽曲を急遽、アウトテイクにしてレコーディングされた楽曲であった。本人は『このテコ入れは正解だった。想いが少しでも多くの人達、特に若い世代の人達に伝わってくれたらいいなと願っています。』と語っている。



4love fighter
名古屋のクラブイベントに出演した際『本来のヒップホップは暗いんだ!』と、熱弁していたラッパーさんの言葉が今作の製作活動の際にも頭から離れなかった為、ダークなヒップホップにトライしようと決意して製作された。歌詞はふとした時に“行け、愛の戦士”という言葉を閃いた時に“love fighter、そう呼ばれてもおかしくない人達が持つ想いを歌う歌詞にトライしたい”想いが芽生え、アイデアを考えていく中でこの2つの経験を融合させるとよい楽曲になると判断した為、このような形でダークなヒップホップ ソングが製作された。

尚、レコーディングの際、普段は元気なマルチが珍しく風邪を引いてしまい、声が掠れてしまった為、同日に予定していた哀しみの雨のレコーディングは延期になったが、この楽曲に関しては掠れた声が楽曲とマッチしていた為、予定通りレコーディングされたというエピソードがある。2017年現在、ライブではノリの良さ、声と曲の相性の良さも影響して、代表曲の仲間入りを果たしている。


5本当ノ愛、真実ノ愛
メタルナンバー。歌詞については、マルチにとっての本当の愛や真実の愛について歌った曲である。

マルチは作詞の際、その為に集めた言葉や言葉に対するアイデア、想いといったモノを丁寧に纏め、仕上げるイメージで詞を書いているが、この楽曲に限っては、このタイトルをテーマに設定し、携帯や脳内に言葉を思いっきり書き殴った時のモノをそのままメロディーに嵌めた。

その為、歌詞カードでは曲名を含めて、文字で漢字や記号を使わない部分を全てカタカナで表記する形で、書き殴る形で書かれた感じを表現する事が検討されたが、いざそのスタイルによる歌詞を用紙に書いてみると違和感があった為、結局このアイデアは却下された。



【新曲暴投祭ツアーとしてのシン】
2013年頃より、2015年の秋頃に開催する事を決めていた。しかし、影マルチというテーマにはポジティブな想いを持ってトライしていたモノの、今までの楽曲の大半が明るかった為、作風が一気に暗くなる事や、製作に最大優先を置いて製作活動に取り組んでいた事が影響して “マルチが病んだ!”と、誤解、心配される可能性を本人は危惧していた。

その為、同時期に製作に取り組んでいた光マルチことピエロの存在と共に2016年に情報を公開し、ツアー自体も2016年の前半に延期する事が検討されていた時期があった。

結局、歌詞の内容が、地の底からめげずに叫び続けるかのように前向きである事や毎月最低1回は行われていたライブ活動で元気だと指摘され続けていた事を理由に大丈夫だと判断され、予定通り、光マルチことピエロの存在をサプライズの為に隠しながら、予定通り開催された。


ツアースタートは8月26日(月)下北沢MOSAiC、ツアー千秋楽は大型コンセプトツアー=ライブフェスティバルでは無い為、主催ではないが、11月1日(日)仙台bird landにて開催された。


ツアー前には活動8年目にして始めて、合宿形式によるリハーサルが行われた。場所が故郷の鳥取であり、宿も実家であった為、本人は『親の脛かじり合宿!』と自虐していた。このような合宿となった理由は、夏休みの里帰りと同時に行われていた為である。それでも本人は『いつもの東京での練習に比べたら集中して取り組めた!』と、語っている。


【使用機材】
ギブソン レスポールトラディショナル 120920382
ギターサウンドを必要としない 愚者に手を 以外の楽曲で使用された。マルチのメインギターである。

エフェクターについて
※この時期のマルチは使用エフェクターにも強く拘ってしまう程に製作活動に対するモチベーションが異常であった。エフェクターのチョイスについては、個性の強いサウンドを作りたい事が理由でBOSS等の定番モデルの購入、使用を意図的に避けている事が特徴となっている。

当初はエフェクター関係については企業秘密の予定であったが、結局は2016年9月のdiaryにて、ノアズアーク ディストーション BがFUKC DOWN 、love fighter、本当ノ愛、真実ノ愛で、ロックトロン リアクションコーラスがFUKC DOWN、哀しみの雨 で、それぞれ使用した事が公言された。


【ビジュアル面での特徴】
ロン毛と暗い衣装で影マルチを表現しており、このビジュアル スタイルに関しては2013年のアルバムの企画が勃発した時には既に“(ロン毛に)する!”と、決めていた事であった。

尚、マルチ自身は2012年頃にもロン毛にしている。その理由は、ロン毛の写真を撮影し、それをライブの打ち上げのネタとして使いたいといった 実に下らないモノであった。

ネタ用のロン毛写真を撮影した後は当然のようにバッサリと切っているが、その時、“ロン毛は苦手”と感じた為、2015年に影マルチの写真を撮影する際には『まさかまた、ロン毛にする事になるとは思いませんでした。』と語っている。しかし同時に『強い拘りを持ってロン毛にした2015年の時の方が良い想い出になった!』とも語っている。

【その他エピソード】
※シンツアー向けのアーティスト写真であり、ジャケット写真でもある写真で着用していたグレーのTシャツは、当初はツアー終了後にプライベートで着用する予定であったが、翌年2016年にプロ志向形式による音楽活動の引退を決意した影響で服装の好みが変わり、2017年にはオーガニックやエコ素材の衣料品への関心が芽生えた事で服装の好みが更に変わり、着こなせる自信が無くなった為、最終的には2018年にイベンターであるジュークボックス氏にプレゼントされた。

※今作の制作において、マルチが大きな影響を受けた作品やアーティストが、TEAM.BRAINとjackal sus4のサレンダーである事を本人が公言している。







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