DICTIONARY 〜マルチ辞典〜

[オリジナル楽曲の製作方法](1/1)

マルチスタイル大倉(マルチ)の楽曲製作法は、マルチ自身が作詞、作曲を個人で手掛け、編曲をトラックメイカーと共同で手掛ける、シンガーソングライター形式、兼、セルフプロデュース形式が取られている。

尚、この形式に関しては、中学時代より趣味で作詞、作曲をしていた為、その成果を試してみたいという好奇心がきっかけとなったが、今ではマルチスタイル大倉がソロアーティストであり、それが故に、リーダーが自分自身である為、自分自身がしっかりしていこうと決意した事(2015年の出来事)、シンガーソングライターとしてのプライドも理由となっている。

ただし、極希に、外部のソングライターから楽曲提供を受ける事がある。本人曰く『当初はソロ、シンガーソングライターとしてのプライドもあって戸惑ったけど、僕の場合、グループアーティストさんでいう、ソロ活動にあたる活動が出来ないので少しでもそれの変わりになれば。勉強になれば。と、思った事がきっかけになった。』との事である。同時に『今ではやってよかったと思えてるし、またやりたい!』と語っていた。尚、このような形式で楽曲製作を行う際は“信頼している人からしか楽曲提供を受けない!”を信条としている。

また、楽曲提供を受ける際はマルチ自身によって無理矢理にでもサイドプロジェクト化されてしまう傾向にある。本人曰く『シンガーソングライターとしてのプライドもそうだけど、いつものソロとは別で、一緒にツアーを回りたい位に、大好きで尊敬している人達とチームを組み、楽曲提供を受けているので、僕なりのリスペクトの気持ちをこのような形で表現してみました。僕だけでなく、彼らの事も、少しでも多くの人達に知ってもらえたら嬉しいです。』との事である。

【オリジナル曲の製作方法】
マルチが作詞、作曲を手掛ける楽曲に関しては、CDRやノート、本人の脳内や携帯のメモ、録音機能等に楽曲に対するデモやアイデアが随時記録されており、その中からトラックを製作する楽曲をセレクトする。

そこからセレクトしたモノにアイデアを更に詰め込み、トラックメイカーに渡す為のデモを作り、それと同時にアイデアやジャンル、歌詞、ライナーノーツ等が書き込まれたプロット用紙を製作する。尚、プロット用紙もまた、トラックメイカーに提出するためのモノである。

その後に漸く、トラックメイカーとのミーティングを行い、それ以降もまた、電話やメール、ミーティングを繰り返しながら着々とトラックを製作していくという形式が取られている。

また楽曲の誕生に関しては、脳内で突然メロディーが閃いたり降ってきたりする、製作のテーマが決まったり、作詞で使ってみたい言葉が見つかった等、何らかの出来事がきっかけで脳内で詞の付いたメロディが流れたり、その言葉をテーマにしたメロディーが後から出来たり、適当にギターを弾いていたらたまたま良いメロディができてしまった等、きっかけはその時々によって異なっているが、基本的には何らかの形で脳内で閃いたメロディにコードや歌詞、アイデアを後付けする、曲先、鼻歌と呼ばれるやり方で製作される事が圧倒的に多い。所謂メロディーメーカータイプである。

また、今まで書いてきたメロディーの9割がメロディーの誕生の反動でアレンジに対するアイデアが即座に閃いているが、即座に閃いたアレンジが採用されない事もある。※一例としてR&Bナンバーの愚者に手を はメロディーが閃いた当初はダークで切ないパンク、W〜光と影〜は静動やノリの変化が激しいミクスチャーロックであった。

2017年頃になると音楽以外の事にもチャレンジするようになった関係で歌詞の幅も広がり、詞先の楽曲も以前よりは増えたが、それでも、2017年現在の段階では相変わらず曲先、鼻歌のやり方で製作される事が多い。本人曰く『楽器を弾きながらかっこよく作曲する人達と比べると邪道でダサくてカッコ悪いかも知れません。でも、そのやり方が、僕にとっては一番に無限の可能性を感じるやり方なんです。』との事。同時に『やり方よりも、聞いてくださる方に喜んで頂ける楽曲を作る事を最優先に拘るべきだと信じています。』との事。同時に『作曲の際に使ってる楽器はギター以外にあるとすれば、それは自分の脳と声(歌)だと思うんです。』との事である。

言葉と音楽面の似合わせにも凄くこだわっているが、“歌詞に拘る事も大切だけど、自分が作るモノ、作るべきモノ、それは音楽であり、結局は詩集ではない” と考えている影響もあり、言葉と音楽面の噛み合いが上手くいかない時には音楽面を優先、重視させる事が多い。(例えばメロディーに歌詞がハマり切らない時は、メロディーを伸ばすかどうか?に関して、作曲の面、音楽の面で、メロディーを伸ばしても問題がないかどうか?を、しっかり考えてから決断を下すようにしている。等…) 一方で、ミックス、マスタリングの際は、以前は音楽面を優先、重視させる傾向が強かったが、3rd ミニアルバム シン以降は言葉の面を優先させる傾向が強くなっている。



【作詞に関する特徴、拘り】
なるべく辞書に頼らずに、自身でアクションを起こす形で言葉を探す事が多い。本人曰く、『机に向かうタイプのお勉強が苦手だし、音楽を始めた事をきっかけに、日々の生活でも出来るだけ色々な事を体験したり、見たり、聴いたりするようにして、人生を楽しもうとするように心掛けるようになった。その影響で自然とこのような形で作詞に取り組むようになったんだと思う。』と、語っている。

その為、歌詞で嘘やフィクション、想像や妄想をきっかけにしたモノが歌詞に書かれる事は無かった。その事に気づいた時も『これからも歌詞で嘘をつかない!』と、誓ったが、2016年、実話をベースにしているとはいえ、初めて作り話が歌詞になった楽曲(キャンディー坊やの歌)が発表された。本人曰く『ストレートにしたら面白味がなくなるし、その実話に関わった人達のプライバシーにも関わる為。』と語っている。


完全に曲先の場合、楽曲に似合う一言をテーマに言葉を探したり書いたりして、それからその言葉たちを整理するイメージで歌詞を書く場合が多く、その際の似合わせにも凄く拘っている。


逆に使ってみたい言葉がきっかけで製作する場合は、その言葉に似合うメロディーとアレンジを考えてからその言葉を基盤にして全体の歌詞を書いており、少し詞先の要素が入ったやり方となっている。また、その際も似合わせには凄く拘っている。


尚、歌詞の内容については、影マルチをテーマにした3rd ミニアルバム シンの楽曲も “明るい!”と、言われる事がある位に、元気、前向き、明るいモノが多い。


【提供を受けた楽曲について】
2016年現在は、マルチスタイル大倉 With チームトップウォーターの名義で製作され、提供を受けたコンビネーションアタック、前進シャウト、絆の3曲のみである。前進シャウト、コンビネーションアタックはライブでも人気、定番であり、特に前進シャウトはYouTubeでもライブ動画が配信される、ライブで聞きたいというリクエストを受ける事が多い等、影響力の大きな代表曲でもある。また、マルチの盟友、ジュークボックス氏も、マルチスタイル大倉の好きな曲として前進シャウトをあげている。

製作の際はプロデューサー、リーダーとしての権限をソングライター側に譲っている事がマルチが作詞、作曲している普段の作品との大きな違いである。本人曰く『普段の楽曲との差別化を狙いたいとアイデアを考えていた時に、このやり方を思い付いた。』『僕がリーダーとしての楽曲製作、僕のやりたい事はいつもの製作活動の時に出きるので、指示を受ける事を経験してみたかった。』と語っている。

ただしマルチ自身の希望でこのやり方がとられている為、本人も『ある意味では僕がリーダー、プロデューサーと言っても過言ではないかも知れない。』と語っている。


尚、提供を受けた楽曲が2016年現在、3曲のみである理由を本人は『(楽曲製作を)一緒にやろう!と、話していた人達とスケジュールが中々合わないんです。皆、住む場所も職種も、勤務している時間帯や休日もバラバラなので…。』と、語っている。

同時に、チームトップウォーターのメンバーとは勿論、意気投合した外部のソングライターの人達とも『一緒にやろう!』と話した事もあると語っており、特にチームトップウォーターのメンバーとは『次はハードロック系のバラードを!』と、詳細な目標まで話し合っていた。が、上記にもあるように、各自のスケジュールの不一致で実現に至っておらず、2016年現在で最後に楽曲の提供を受けた楽曲は2011年に製作された前進シャウトである。


【楽曲を提供する事に関して】
2016年現在、1曲のみであるが、2014年に鈴木淳美にto youを作曲提供しており、これをきっかけに、以降も機会があれば作曲提供を行っていきたい気持ちがあると語っている。

きっかけは2013年9月。たまたま盟友であるイベンター、ジュークボックス氏の自宅付近で楽曲製作のミーティングが行われた為、“イベントで配布する読み物やblogのネタになるのでは?” と、思った事から取材という名目でジュークボックス氏をミーティングに招待した。その際に

『兄さんのイベントの出演者さんで、オリジナル曲が無くて悩んでいるシンガーさんも連れてきてはどうかな?』

と、マルチが提案。その時にジュークボックス氏が連れてくる形でマルチに紹介したシンガーが鈴木淳美であった。この時に意気投合した事がきっかけで、作曲提供活動がスタートした。

シンガーがリーダーであり、提供した楽曲の持ち主でもあり、親のような存在でもある為、歌詞は勿論、アレンジやトラックメイカーとのミーティングでも、シンガーが主導を握り、責任をもって取り組む事が大切であるという考え、楽曲提供をする際の自分はサポートメンバーであるという考えを持っている為、シンガーの要望を受けた後に製作するモノはメロディとデモ(シンガーに渡す楽曲に関する事を記載した用紙を含む)と必要最低限のアイデアのみに留めるように心掛けており、メロディーに歌詞がはまりきらない場合も、普段のソロ楽曲の製作の時とは違ってシンガーの要望を最優先する形をとっている。本人曰く

『こうする事で、シンガーさんの個性や世界観を大切に出来ると思うし、シンガーさん側も、ソロだからこそ、大変でも独りで戦わなきゃいけないときは独りで戦わないといけない。もしそのシンガーさんがプロ志向なら尚更、そうしないと本人の為にもならないと思ったんです。』

との事である。同時に『どうしても独りで道を切り開けない時は連絡下さい!』という言葉を伝え忘れないよう、気を付けているとの事である。


また

『シンガーさん以外に主役がいるとすれば?って考えた時に最初に思い浮かんだのは歌詞とシンガーさんの歌声、そして、オケでした。シンガーさんがそこに拘らないのは勿体無いと思うんです。』

と、語っている。このような考えの影響から、提供した楽曲に対しては孫と祖父のような関係性でありたいと願っており、それが故にセルフカバーにも抵抗があるとの事だが、2014年12月20日(土)下北沢MOSAiCでのライブでは、セルフカバーのto youが披露され、2017年のWレコ発ツアーではto youのセルフカバー音源がツアー期間限定でリリースされている。



【楽曲の発表ペースや形式について】
オリジナル曲の初期の頃は頻繁なペースで新曲が発表されていた。マルチが尊敬するミュージシャンの方々の中に1〜2年ペースでアルバムをリリースしている方が多く、その影響があると本人も認めている。

第二回新曲暴投祭ツアー以降、製作活動メンバーとのスケジュールが中々合わなくなったが、だからこそ、ゆっくり慎重に、ライブの定番をかえてしまう位の力をもった楽曲を作り上げる事に成功した。

同時に、定番が変わった後も過去の楽曲の人気が衰えていない事も重なった為、スローペースになる変わりにライブの定番を変える意識を強く持って製作に取り組む形式に変更され、スローペースで製作活動を行っている間は、これまでの楽曲を大切にしながら、改めて歌い届けたいという気持ちを持ってライブ活動を行っている。

また、長く続いてるミュージシャンによくある “新しい側の楽曲ではなく、過去の楽曲ばかりが求められる” という事を避けたい意思が強い影響もあり、活動の長いアーティストが集大成セットリスト、ベストアルバムのツアーを組むであろうタイミング(○周年記念等)で、マルチは新曲やニューアルバムを主役にしたツアーをお祭りツアーのように組む形で、新曲を発表、提唱している。

事務スタッフ担当者いわく『マルチは新旧、各時代に必ず大人気の代表曲があるし、アウェイ戦好きな所もあるから、頻繁な新曲の発表は控えないとみんなが混乱してしまう。どうしてもハイペースな楽曲製作を行いたいなら、オリジナル曲を作りたくても作れないシンガーさんへの楽曲提供にそのモチベーションを使うべきだと指摘した事がある。』

と、語っている。

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